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まずはマスクを作る |
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①粘土でマスク原型を作ります。
アルティメットクロスやツルギを作った時のベースマスクが
まだ使えそうだったので、それに粘土造形して時短。
粘土原型の完成です。 |
②次に石膏でマスク原型を覆って型取りします。
今回はやや造形が細かくて石膏を外す時に逆凹凸が
あったりするのでセンターに分割ラインを入れます。 |
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③石膏が乾いたら粘土原型を取り出します。
真ん中で分割していた石膏型をくっつけてFRPを貼る
面に剥離剤を塗布。
床ワックスを塗り塗り~っ
剥離剤を塗っていないとFRPがうまく型から外れない
のです。 |
④石膏型にFRP樹脂を3層くらい重ね塗りします。
溶剤にタルク、それに硬化剤を調合します。
硬化が始まると熱が発生します。
硬化剤の入れすぎにはくれぐれもご注意を。
3~5分位で硬化が始まります。
かなりキツイ匂いがあるので屋外作業がオススメです。 |
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⑤さらにガラスクロスを貼って強度を確保。
貼りやすい大きさ3~4㎝位の大きさに細かく切って
FRP樹脂を上塗りしながら貼っていきます。 |
⑥別パーツでツノの部分を制作。
こちらはFRP溶剤を型に流し込んで
そのまま硬化させました。 |
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⑦石膏型からFRPを抜いた状態です。
型から抜いたFRPは表面に少し粘り気があって
ザラザラした状態です。 |
⑧こちらも石膏型から抜いた状態のツノパーツ 。
この後、バリ等を取り除いて研きます。 |
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⑨今回、額のシンボルにはクリアパーツを使います。
選んだのはレジン。
溶剤を配合するタイプのクリアーエポキシレジンです。 |
⑩レジンの型取りには「おゆプラ」を使いました。
お湯に漬けると柔らかくなるので取りたい型に
押し付けます。冷えると固まるので型として使えます。
100円ショップ等で売ってます^^ |
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⑪エポキシレジンはFRP以上に硬化剤の配合が重要。
A液とB液の比率はキッチリ3:1に計量します。
比率がずれると固まらなかったりするので要注意。
それにクリアカラーを垂らして色付けします。 |
⑫常温放置で約8~10時間位で硬化します。
型から取り出すとこんな感じです。
くすんでいるのでバリなどを取って研きをかけます。 |
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⑬FRPは紙ヤスリで、レジンは水ペーパーで研く!研く!
自分の場合FRPは120番→400番。
レジンは800番→1000番→コンパウンド。
ひたすら研くと表面はツルツルに。
FRPの巣や凹んだ部分はパテで整形。
同時に目や口、シンボルの入る部分をくり抜きます。 |
⑭ツノのパーツを取り付けて、一旦マスクの前後も合体。
さらに取付部分をパテで馴らしてまた研く。 |
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⑮マスクの分割ラインを決めます。
分割ラインが決まったらラインに沿って切断します。 |
⑯分割できたら次はパッチン金具を取り付けます。 |
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⑰頭頂部は蝶番で連結します。 |
⑱マスク塗装の下準備。サフ(下地)を塗装します。 |
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⑲ サフ(下地)塗装完了。いよいよマスクが形になってきました。同時にテンションもア~ップ!! |
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⑳いよいよマスクの塗装段階。
マスキングしながら各色を塗り分けていきます。 |
㉑仕上げに額にオーナメントを取り付けて
クリア塗装を重ね塗りして光沢を出します。 |
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㉒目を入れて、内部に固定用のスポンジを貼ってマスクが完成~っ! |
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次に胸甲冑(アーマー)を作る |
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①アーマーは何より軽い方が動き易いのでウレタンで
作っていきます。
まずはアーマーのパーツから。
今回は15mm厚のソフトボードを使いました。
型紙からパーツの形に切り出します。 |
②切り出したソフトボードをベルトサンダーで削って
角度を付けます。
粗方削ったらペーパーを手掛けして仕上げたら
こんな感じになります。 |
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③次にソフトボードにエナメル合皮を貼り付けていきます。
伸縮性のある2WAY生地は縦横に伸びるので
貼り付け作業は楽なのですが、地面や衣装とすれると
表皮が傷ついて傷みやすいのでアクションを伴う衣装に
向いていないと思います。
コスプレ衣装だとそれで良いのでしょうけどね。 |
④ラリッサは表面のエナメル生地が強く、多少擦れても
表皮がはげたりしないので、自分の場合はラリッサを
使います。
ただ、ラリッサは生地そのままでは伸縮性がありません。
裏面のガーゼ状の生地を剥いでやることで伸縮性が
生まれます。 |
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⑤さらに裏面をペーパーがけして糸くずを取り除きます。
これで貼り付けたときの仕上げ面が綺麗になります。
そして貼り付けに使う接着剤は、「G-10」ボンドを
使います。「G-17」ボンドに比べてダマになりにくく
表面が綺麗に仕上がります。 |
⑥そしてラリッサの貼り付け作業。
ヒートガンで温めることで伸縮性が向上するので
この程度の形状のパーツなら1枚で貼り付けが可能です。
ただし、温め過ぎると表面が溶けてしまうので要注意です。 |
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⑦続いて甲冑のベースを制作します。
型紙から5mm厚のサンペルカを切り出します。
サンペルカはソフトボードよりやや固い素材なので
アクション時に激しい動きにさらされる甲冑のベースには
サンペルカをチョイスしました。 |
⑧さらに今回は裏側の脇の部分をプラ板で補強しました。
前作のエディーの甲冑でもショーをこなすうちに
この部分から裂けてきて15年の間に3度ほど作り替えた
のでこれで耐久性が上がった事を期待しましょう^^ |
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⑨そしてラリッサを貼り付けます。 |
⑩前後のパーツを連結したら、甲冑のベース完成です。 |
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⑪続いてエディーのパワーの象徴。
マスクの額のシンボルに使ったエポキシレジンで
エディーコアを作っていきます。
まずは粘土で原型を作ります。
このまま型取りするので固まると固くなる石粉粘土を
使いました。 |
⑫ここでも「おゆプラ」くんが大活躍。
エディーコアの原型を包み込んで型取りします。 |
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⑬あとはエポキシレジンを型に流して固まったところで
取り出してやるとエディーコアができちゃいました。
あとは、研いてツルツルピカピカにしてやります。 |
⑭旧エディーはレジン等のクリアパーツを使わず
ラッカー塗装の上からラメを上塗りしてクリア塗装で
仕上げていましたが
今回はクリアレジンでピカピカに透き通ったエディーコアの
完成です。 |
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⑮ここで胸甲冑のパーツを仮組みしてバランスを確認。
まぁこんな感じでよし!としておこう。 |
⑯続いて、肩のアーマーを作っていきます。
100円ショップで見つけたちょうどいい形の
この料理用のボールを使ってみることに。 |
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⑰穴が開いていた淵の部分から下を切り落としで若干の
切り込みを入れたりしてデザインを加えました。
さらに底の部分が微妙に凹んでいたので
ヒートプレスで伸ばして最後はパテで成形しました。 |
⑱それにラリッサを貼り付けてベースが完成。
結構曲面がキツかったので貼り付けに一苦労。
下の方に一部シワが寄ってるけど上からパーツを
重ねて装着するのでオッケー。 |
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⑲ベースにパーツを作ってくっつけたら肩アーマーの
出来上がり。
いい感じの局面が出せたけど横幅がありすぎて
これじゃちょっとまん丸すぎるかなー |
⑳ということで、ヒートプレスで少し長細く成形しました。
後は甲冑ベースとの繋ぎ用にマジックテープを
付けて肩アーマーの完成!
元が100円ショップで買った料理用ボールだとは
思えなくないですか?(笑) |
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㉑ 襟のパーツは旧エディーより一回り高くして造形を強調してみました。
背中の徳島の県鳥「白鷺(しらさぎ)」を模した羽のパーツも旧エディーはラリッサを貼り付けただけだったものを
今回は立体化。
肩アーマーも旧エディーは固定式だったために腕を上げづらい構造だったため今回は可動式にしました。
各パーツを装着して肩アーマーを取り付ければ胸甲冑(アーマー)の完成で~す♪ |
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ベルトを作る |
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①まずはバックルを作ります。
バックルは旧エディー同様FRPで作ることにしました。
粘土で原型を作っていきます。 |
②今回はエディー(EDDY)の「E」を強調してみました。
あとは真ん中に「渦」を模した渦巻きをデザイン。
旧エディーのバックルよりサイズも一回り大きくしました。 |
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③マスクと同様に石膏で原型を覆って型取りします。 |
④石膏が乾いたら粘土原型を取り出して型が完成。 |
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⑤FRPを貼る面に剥離剤を塗布を忘れずに。
マスクの時と同じく床ワックスを塗り塗り~っ^^ |
⑥石膏型にFRP樹脂を3層くらい重ね塗りしたら
ガラスクロスを貼り付けて強度を確保。
硬化するのを待ちます。 |
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⑦硬化が完了したら石膏型からFRPを抜いた状態です。
後はバリ等を取り除いて地獄の行程。
パテで成形しながらペーパーでひたすら研いて
肌面をツルツルにします。 |
⑧バックルの中心の渦巻きはクリアパーツにするので
ここでも大活躍の「おゆプラ」くんで型取りします。 |
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⑨型を取ったらクリアパーツを入れる部分をくり抜きます。
バックルの下の部分にもクリアパーツを入れちゃい
ましょう! |
⑩「おゆプラ」くんで取った型にエポキシレジンを流し込んで
クリアパーツを作ります。
レジンが硬化するまでしばし放置です。 |
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⑪レジンが硬化したら型から取り出して研きます。
裏面には表から光が反射するようにミラーフィルムを
貼りました。 |
⑫次にバックルの塗装にとりかかります。
まずはサフ(下地)を塗装します。 |
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⑬続いて各部の色ごとにマスキングして塗装していきます。 |
⑭塗装が終わった状態はこんな感じです。 |
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⑮レジンを各部に取り付けて
仕上げにクリア塗装を2~3回重ね塗りすれば
ベルトのバックル完成です。 |
⑯ベルトはサンペルカを切り出してラリッサを貼り付けます。 |
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⑰プラスチックバックルを50mm幅の平ゴムで連結します。
平ゴムを使う事で伸縮可能で異なるウエストサイズに
対応可能です^^
最後にベルトサイドのパーツを取り付けます。 |
⑱これでベルトが完成~っ! |
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グローブを作る |
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①まずはどこにでもあるベースになる黒い手袋を
用意します(笑) |
②次に手の甲のアーマーを作って貼り付けます。
旧エディーでは丸みのあるデザインだったけど
今回は角ばらせてみました^^ |
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③続いて指関節を作ります。
材料は0.5mm厚のプラ板を使うことにしました。
型紙を作ってプラ板を切り出します。
親指は一つ関節が少なく大き目に、小指は小さめに。 |
④切り出したプラ板にヒートガンをあてて湾曲させます。
ウレタンで作っても良いのですが指関節も
使っていくうちによく傷むのでメンテネンスで作り替える
のが面倒なので耐久性重視と言うことで。 |
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⑤プラ板にラリッサを貼り付けます。
人間の指ってなんでこんなに関節が多いんだ??
チマチマと関節の数左右で28個、頑張りました(笑) |
⑥ベースグローブに関節を貼り付けて手の甲パーツを
付ければグローブ完成で~す! |
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ベースのスーツを外注する |
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①ワタクシ、ミシンは使えないので(笑)
スーツは外注することにします。
まずは外注先にデザインを書いて製作依頼です。 |
②生地は1年を通して使用するので、通気性のあるもの。
さらに光沢があって伸縮性があるものが望ましい。
それでいて下が透けない厚手の生地を選択しました。
Crista(クリスタ)のスーパーストレッチ1です^^ |
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手首アーマーを作る |
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①まずは型紙を作ってサンペルカやラリッサを
切り出します。サンペルカは5ミリ厚を使用。
手首側が細く、ヒジ側が太いので扇形になるのが
ミソです。 |
②ラリッサを貼った後にヒートガンで熱して固定します。
冷えると形がつくので筒状の形をつけます。
熱し過ぎるとラリッサが溶けてしまうので注意です。 |
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③こんな感じで手首アーマーのベースが完成。
装着時のつなぎ目は、マジックテープで固定しています。 |
④後は各部のパーツを作って装着すれば
手首アーマーの完成です^^ |
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すねアーマーを作る |
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①まずは型紙を作ってサンペルカを切り出します。
サンペルカは5ミリ厚を使用。
ふくらはぎの部分は切り込みを入れて造形します。 |
②プラ板にラリッサを貼ってパーツを貼る基礎を作ります。
ヒートガンで熱して曲面にします。 |
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③各部のパーツを作って基礎に取付ます。 |
④すねアーマーのベースとパーツを合体すれば
すねアーマーの完成です |
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これですべてのパーツができました。NEWエディーのスーツ完成です^^ |
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